今回の記事は、
- 最近話題に上がることが多いけど、プログラミングってなに?
- プログラミングを勉強するとどんなメリットがあるの?
- プログラミングを勉強することにデメリットはあるの?
という疑問を持った方々に向けた記事になっています。
1990年代後半よりインターネットが普及し始め、それ以降も信じられないスピードで進化し続けているIT業界ですが、それらを支えているのは紛れもなく「プログラミング」です。
みなさんが普段から使用しているパソコンが動くための仕組み(ソフトウェア)や、昨今の流行であるAIやVR技術なども、その根底にあるのは「プログラミング」です。
ただ、現在働き盛りの世代(20代後半〜40代)の方々にとっては、「IT」ひいては「プログラミング」という言葉はまだまだ身近なものではないかと思います。
今回は、そんな方々はもちろん、これからプログラミングを勉強してみようと考えている方々に向けて、「プログラミングとは何か?」ということから「プログラミングを勉強することのメリット・デメリット」について解説させて頂こうと思います。
それでは参りましょう!
プログラミングってなに?
プログラミングのメリット・デメリットについて解説する前に、まずは「プログラミングとはなにか?」というところからご説明させて頂きます。
「プログラミング」と聞くと、多くの方が「黒い画面に向かって英語みたいな単語を入力していくこと」というイメージを持たれるかと思いますが、実はイメージとしては間違っていません。
そのイメージ通り、黒い画面に向かって特定の言語(※「プログラミング言語」と呼ばれます)を打ち込むことによって「プログラム」を作り上げていくことが「プログラミング」になります。
ではその「プログラム」は何かというと、ズバリ、「コンピュータを動かすための指示書」と言えるでしょう。
今このブログを写しているパソコンやスマホもプログラムの集合からできており、ボタンをクリックしたり画面をスクロールする動きも全て「プログラム」内で実行されています。
つまり、これらをまとめると、「プログラミング」とは、「コンピュータを自由自在に動かすための技術」と定義できるかと思います。
プログラミング言語ってなに?
先ほど少し出てきた「プログラミング言語」についても少し解説させて頂きます。
「プログラミング言語」はその名の通り、日本語や英語、中国語などと同じ「言語」であり、人間とコンピュータとを繋ぐ共通言語です。
プログラミング言語には数え切れないほどの種類があり、Python(※AIを作る際によく使用されます)のように人気絶頂の言語もあれば、使用頻度が低くそのまま衰退してしまった言語も存在しています。
これらのプログラミング言語を使用してプログラムを作成し、それらのプログラムを組み合わせることによってAIやロボット、そしてこのブログのようなWebサイト・アプリケーションを作り上げていくのです。
そのため、本ブログのタイトルにもなっている「プログラミングを勉強する」ということは、これらの「プログラミング言語を勉強する」ということであり、実際にエンジニアとして働き始めた後もこの「プログラミング言語」をいかに使いこなせるかということが重要になってくるのです。
プログラミングを勉強するメリット6選
さて、ここまでの解説で「プログラミングとはなにか」をぼんやりとでも分かって頂けたかと思いますので、ここから本題である「プログラミングを勉強するメリット」についてご紹介していこうと思います。
メリットその1 手に職が得られる
まず一つ目のメリットは、プログラミングを勉強すると、「手に職が得られる」ということです。
「手に職」と言うと少し形式ばった言い方になりますが、要は「食いっぱぐれない」ということです。
特に免許や資格を持っていなくても「プログラマー」「エンジニア」として名乗れはしますが、本当にそれで「手に職が得られる」と言えるのか、という疑問をお持ちの方も多いかと思いますが、大丈夫です。
「手に職」という言葉の例としてよく挙げられるのは「教師」や「医師」、「弁護士」などだと思いますが、それらと同じくらい、「プログラミング」は食いっぱぐれないです。
実際、経済産業省が算出したデータ内でもIT人材は十万人単位で不足すると語られており、尚且つコロナによってより一層推進されつつあるDX(デジタルトランスフォーメーション)も加わり、IT人材の需要はさらに高まっていくことが見込まれます。
こうした状況を踏まえると、特に免許や資格を必要としない「プログラミング」によって「手に職が得られる」というのも納得いただけるのではないでしょうか?
もちろん、(これはどの業界・業種にも言えることですが、)何も努力しないままダラダラと年数だけを重ねていくような姿勢でいると、気づけば誰からも必要とされない未来が待っていますので、努力はし続けましょうね。
メリットその2 収入を上げていきやすい
2つ目のメリットは、「収入を上げていきやすい」ということです。
エンジニアとして働き始めた段階では、給料は低いです。これは、エンジニアという職業はその技術力に伴って給料が上がっていく傾向にあるためです。
そのため、技術力のほとんどない段階では低い給料で頑張っていかなければならないのですが、逆に言うと、技術力さえコツコツ上げていければ、それに伴って給料も上がっていくということです。
また、フリーランスとして独立した後にはその傾向は特に顕著になり、大体は経験年数によってその単価が定められ、経験を積んでいくことによって自動的に単価も上昇していきます。
どれだけ頑張っても給料が少ししか上がらない職業が多い中で、これだけ分かりやすく給料が上がっていく職業は珍しいのではないでしょうか。
技術力を高めれば高めるほど、給料も上がっていく、言い換えれば、自分自身の努力次第で給料が上がっていくというのは、非常に魅力的だと、私は思います。
メリットその3 働き方の多様性が広がる
3つ目のメリットは、「働き方の多様性が広がる」という点です。
私がご紹介するまでもないですが、「エンジニア」「プログラマー」と聞くと「場所や時間に縛られずに自由に仕事ができそう」というイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか?
実際、自分のPCとネット環境さえあれば仕事ができるのがエンジニアです。私自身も妻の仕事の関係で海外で日本の仕事をしていた時期もありますし、(コロナ以前から)フルリモートで勤務している友人も多いです。
また、今回のコロナ騒動によってリモートワークの考え方が世間に広まったことにより、正社員として働くエンジニアも「場所や時間に縛られずに自由に仕事ができる」ようになってきました(※これまではフリーランスとして活動するエンジニアに多く見られていました)。
「将来海外に住みながら仕事したい」「家族との時間も大切にしながら、自分の働きたい時に働きたい」という思いをお持ちの方は、ぜひ今のうちにプログラミングを勉強しておきましょう。
もちろん、これまでと変わらずブラックな働き方を強いられる会社も依然として存在していますので、そのような会社には絶対に就職しないようにしましょう。
そうした会社を見抜くため、或いはそうした会社を断ってもなお選択肢があるようにするために、日頃から技術力は高めておきましょうね。
メリットその4 ITリテラシーが上がる
続いては、「ITリテラシーが上がる」です。
「ITリテラシー」というのは、「ITに関する知識」や「IT技術を使いこなす能力」だと思っていただければ大丈夫です。
情報化社会と言われて久しい昨今ですが、今回のコロナ騒動によって、そのスピードにはさらに拍車がかかっています。
今回のように社会が混乱に陥った際、事業を継続していくためには社員が通常と変わらず働ける環境を整える必要がありますが、そのためにはDXは必須となります。
そしてこのDXは、一つの部署だけで取り組んだとしても効果はそれほど大きくなく、部署を横断した業務に対して適用することでその真価を発揮するのです。
そのため、「どうせ自分には関係ないでしょ」と思っている方も必然的にDXに関わらなければならないようになり、その際、ITリテラシーがあった方がDX後の事業体制に順応しやすいのは明白です。
プログラミングを勉強すると、「システムがどのように動いているか」ということが多少なりとも掴めるようになり、そうした経験を繰り返すことで、ITリテラシーは自然と上がっていきます。
今後の情報社会を生き抜いていくためには、多少のITリテラシーは持っておきましょう。
メリットその5 起業・独立しやすくなる
続いてご紹介するのは、「起業・独立しやすくなる」という点です。
まず「起業」という観点からご説明していきます。
プログラミングを少し勉強すると、簡単なWebサイトであればすぐに作れるようになりますし、少し複雑なアプリケーションであっても、自分で調べつつ作り上げることが可能になります。
このように、自分のしたいことを具現化することにより、簡単に自分の考えを世の中に発表することができます。
「起業」というと少し仰々しいですが、実際にはオフィスを借りる必要もなく、PCとネット環境さえあれば自分の事業を始めることができます。
また、「起業」まではせずとも、「独立」して自分の好きなように自由に働きたい場合には、フリーランスとして活動する選択肢もあります。
現在はフリーランスエンジニアと企業とを繋ぐエージェントサイトが非常に多く存在していますので、仕事探しにはそれほど困らないでしょう。
メリットその6 論理的思考力が鍛えられる
最後は、「論理的思考力が鍛えられる」です。
実際にプログラミングを勉強していただくとすぐに実感していただけるかと思いますが、プログラムは極めて論理的に書き進める必要があります。
常に、「こうだからこう」といったように順序立ててコードを書いていく必要があり、こうした繰り返しによって論理的思考力が培われていきます。
昨今では、この「論理的思考力」に関する書籍が多く出版されている通り、プログラミングのみならず他の業種・職種でも多いに役立てられるスキルです。
本来の業務とは直接関係なくとも、プログラミングを勉強することによって本業にも還元できることがあるかもしれませんね。
プログラミングを勉強するデメリット
さて、ここまでプログラミングを勉強するメリットについてご紹介してきましたが、逆に、プログラミングを勉強するデメリットはあるのでしょうか?
率直に申し上げて、プログラミングを勉強するデメリットはありません。
多くのサイトやブログで、「習得するまでに時間がかかる」「難易度が高い」といった点が挙げられていますが、これは「プログラミングを勉強するデメリット」ではなく、「プログラミングを習得するためのハードル」です。
こうした前提に立つと、確かにプログラミングを習得するためには数々のハードルが存在していますが、それは何事も同じではないでしょうか?
何事も「0→1」は難しく、「1」になった後はある程度滑らかに物事が進んでいきますが、もちろんプログラミングも例外ではありません。
最初は辛いかもしれませんが、プログラムの仕組みについてある程度勘所が分かってくると、そこからは習得スピードが上がっていき、それに伴ってプログラミングもより楽しくなってきます。
習得さえしてしまえば、上記でご紹介したようなメリットを享受できるようになりますので、ぜひ根気強く続けて行ってください。
最後に
さて、ここまで、「プログラミングとは」というところから、「プログラミングを勉強するメリット・デメリット」について解説してきましたが、いかがでしたか?
完全な未経験者の方にとっては、プログラミングを習得するハードルは少し高いかもしれませんが、根気強く学習を進めていけば、必ずレベルアップできる段階が実感できるはずです。
今プログラミングを勉強しておくと、将来的に仕事には困らないですし、自由な働き方も実現可能です。
今後の社会の流れとしてIT化は必須ですので、今少しでもプログラミングに興味を持っている方は、すぐにでも行動を起こしましょう!
このブログを通じて少しでも「傍(はた)を楽(らく)にする」ことができていれば嬉しく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。