みなさんこんにちは!
今回の記事は、

・CPUメモリって何?
・PCを買う際に気を付けるべきことは?
というお悩みを解決する記事になっています。
・プログラミングに必要なPCスペック
・CPU/メモリ/ストレージ/GPUとは?
・PCを買う際にスペック以外に気を付けておくべきこと
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「CPU、メモリってなに?」というところからご説明していますので、これからプログラミングを始めようとされている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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【結論】プログラミングに必要なPCスペックはこちら
まず最初に結論をお伝えします。
プログラミングするうえで最低限必要なパソコンのスペックは、以下の表のとおりです。
対象 | スペック |
---|---|
CPU | Core i5以上 |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 256GB以上 |
GPU | NVIDIA製 |
画面サイズ | 13インチ以上 |
「CPU、メモリってなに?」という方に向けて、次節以降でそれぞれの役割について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
プログラミングに必要なCPUのスペック
CPUは、パソコンの中でも主要なパーツで、パソコンの速度を決定する重要なファクターです。
CPUとは?
CPUは、Central Processing Unitの略称で、日本語で「中央処理装置」などと呼ばれるパソコンの主要部品の一つです。
CPUの役割は主に以下の二つが挙げられます。
- 他のパーツに対して命令を下す
- 他のパーツから情報を受け取る
パソコンは、複数のパーツが相互に接続されることで構成されており、お互いのパーツが然るべき手続きによって連携することで動作しています。
複数あるパーツを連携させるためには、パーツの動作を管理しながら適宜命令を下す仕組みが必要です。
サッカーでいうところの司令塔の役割といえば理解しやすいかなと思います。
CPUは、まさにパソコンという一つの大きな機械を円滑に動作させるための司令塔です。
ストレージに対して「ファイルを保存して」という命令をしたり、ディスプレイに対して「ウィンドウを表示して」という命令をしたりします。
逆に、他のパーツから情報をもらうこともあります。
例えば、マウスの操作やキーボードで入力した文字などです。
マウスの操作やキーボードで入力した文字など、ユーザーによって入力された情報は、CPUが受け取ってからその後の処理に活用されます。
CPUのスペックを考えるうえで考慮すべきことは、以下の二つです。
- 処理速度
- コアの個数
処理速度については、パソコンに詳しくない人でも直感で理解できると思います。
単純にCPUの処理速度が速ければ、パソコンは快適に動作します。
逆に、CPUの処理速度が遅ければ、パソコンの動作はカクカクになり、最悪の場合フリーズしてしまい強制終了を実施せざるを得なくなります。
もう一つ、CPUのスペックを考えるうえで外せないのが、コアの個数です。
コアとは、実際に計算処理を実行する機構でCPUの中枢にあたります。
コアが複数存在している場合は、大量の計算処理を同時並行で実行することができ、結果的に高速で動作するようになります。
最低でもCore i5以上は必要です
以上のことを踏まえて、実際に世に出回っているCPUについて見てみましょう。
代表的なCPUには、主にIntel社のCoreシリーズとAMD社のRyzenなどが挙げられます。
アメリカの市場調査会社によると、特にIntel社のCPUは、CPU市場で約8割のシェア(2021年5月時点)を誇っており、CPUのスペックを考える際は避けては通れない存在です。
プログラミングすることを念頭に置くと、Intel Coreシリーズの中でもCore i5は最低限必要です。
Core i5は、2010年に発売されたCoreシリーズの中位モデルで、デスクトップパソコンやノートパソコン向けに備えられています。
処理の重いゲームをプレイするには物足りないですが、プログラミングするには充分なスペックです。
プログラミングに必要なメモリのスペック
メモリも、CPUと並んでパソコンの処理速度を決定する欠かせない存在です。
メモリとは?
メモリ(memory)は「記憶」と意味する英単語で、ITの世界では情報を保存するための媒体全般を指します。
USBメモリやSDカードもメモリの一種です。
特に、パソコンのパーツとして存在するメモリは、CPUがストレージから取ってきたデータを展開するための作業台としての役割を果たします。
メモリのスペックを決めるのはサイズです。
メモリのサイズが大きいということは、作業台が広くより多くのデータを展開できることを意味します。
言い換えると、パソコン上で複数のアプリケーションを同時並行で快適に動作させるには、メモリサイズが大きいほうが良いということです。
最低でも8GB以上は必要です
以上を踏まえて、プログラミングを快適に行うためには、最低でも8GBは必要です。
メモリのサイズは、パソコンを設計する都合上「2=2の1乗、4=2の2乗、8=2の3乗、16=2の4乗…」のように2の累乗数で表されるのが一般的です。
そのうえで、8GBより一段階下の4GBは、複数のアプリケーションを起動することが頻繁に発生するプログラミングの用途には向いていません。
一方で8GBより一段階上の16GBは、プログラミングよりも重い処理が要求される動画編集などの用途で利用されており、プログラミングするには充分すぎるスペックといえます。
プログラミングに必要なストレージのスペック
データの保存先としての役割が強いストレージについても、パソコンのスペックに影響するため、漏らさず考慮することを心がけましょう。
ストレージとは?
ストレージ(storage)とは「記憶装置」を意味する英単語です。
同じく記憶という意味を持つメモリとの違いは、電源を切った後でもデータが保持されるか否かです。
メモリの場合、パソコンの電源を切ってしまうとそれまで展開されていたデータは消えてしまうため、再起動後に再度展開しなければなりません。
一方、ストレージは、電源が切断された後もデータがそのまま保持されるため、ほぼ永久的に情報を保存することができます。
ストレージのスペックを考慮する際は、以下の点に気をつけるようにしましょう。
- サイズ
- 処理速度
ストレージは、データを保存するための倉庫のようなものです。
したがって倉庫が大きければ大きいほど、より大量のデータを保存することができます。
プログラミングでは、ソースコードを始めとしたさまざまなファイルを取り扱うことになるため、なるべくサイズが大きめのものに目をつけておきましょう。
また、CPUがストレージからデータを取得したり、ストレージにデータを保存したりする際の処理速度も意識しましょう。
ストレージにはさまざまな種類がありますが、構造によってデータの読み書きの速度に差が出やすいからです。
SSDで256GB以上は必要です
以上を踏まえると、ストレージのサイズは最低でも256GB以上でSSDである必要があります。
ストレージもメモリと同様に、2の累乗数でサイズが量られるのが一般的です。
256GBより一段階下の128GBは、テキストファイルを大量保存するのに向いている一方で、画像ファイルや動画ファイルを大量に保存するにはサイズが足りなくなりがちです。
プログラミングでは、ソースコード以外にもプログラムの動作のために必要なデータや画像ファイル、テキストエディタやデバッガなどのツールなど、さまざまなファイルを保存する必要があります。
したがって、128GBより大きめの256GBは確保しておくと安心です。
また、ストレージにはHDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)の二種類が存在します。
処理速度の速さで比較するとSSDのほうがデータの読み書きを速く実行することができます。
パソコンの処理速度の速さを追求したければ、ストレージはSSD一択です。
プログラミングに必要なGPUのスペック
ゲーミングパソコンを購入するうえでは特に意識されるGPUですが、場合によってはプログラミングする用途においてもGPUを意識する必要が出てきます。
GPUとは?
GPUは、「Graphics Processing Unit」の略です。
CPUと名前が非常に似ていますが、GPUは「Graphics」の名の示すように、画像処理専門の処理装置です。
GPUの役割は、ディスプレイ上に画像やウィンドウなどを描画するための処理を実施することです。
特に、ゲームで3Dモデルを表示させたり動画を表示させたりするには、単純計算を大量に実行しなかればならず、CPUだけでは処理が追いつきません。
したがって、画像処理を専門とするGPUに任せるのが一般的です。
しかし、最近では画像処理以外の用途でGPUを利用する事例も増えています。
例えば、機械学習やシミュレーションといった分野では、膨大な計算量が必要になるため、GPUを活用することで精度が向上します。
もし、機械学習やシミュレーションなどの分野に関わるようであれば、GPUのスペックに気を配る必要があります。
NVIDIA製が一般的です
プログラミングの学習をするうえでは、一般的なパソコンに備えられているGPUで問題ありません。
代表的なGPUは、NVIDIA製のGeForceが挙げられます。
その主な用途がプログラミングということであれば、NVIDIA製のGPUを選んでおけばひとまず安心です。
プログラミングに最適な画面サイズ
画面サイズは、プログラミングでソースコードを閲覧する際に大いに影響します。
最低でも13インチ以上は必要です
画面サイズは、最低でも13インチ以上を確保しておきましょう。
インチは、ディスプレイのサイズを測るための指標で、画面の対角線の長さに該当します。
A4用紙の対角線の長さが14.32インチなので、A4用紙より少々小さめのサイズが最低限必要です。
ノートパソコンの画面サイズは、12インチから16インチであることが多く、20インチ以上になるとデスクトップパソコンのディスプレイとして販売されているのが一般的です。
大きすぎても持ち運びに不便..
主にプログラミングをするためにパソコンを使用するのであれば、13インチのノートパソコンがおすすめです。
それよりも大きいと、サイズと重量が増してしまい、可搬性を損ねる原因となってしまいます。
ノマドワーカーのように、場所を問わずプログラミングをしようと考えているのであれば、画面サイズは大きすぎないほうがおすすめです。
一方、持ち運ぶことを考えていなければ、より大きな画面サイズのノートパソコン・ディスプレイを購入しても問題ありません。
さらに、ディスプレイを複数台購入してマルチディスプレイ環境を整えれば、複数のアプリケーション・ソースコードを同時に表示することができ、プログラミングの作業をより快適にしてくれます。
プログラミング用のPCを選ぶ際の注意事項
最後に、スペック以外に注意すべき以下の3点について解説していきます。
- プログラミングで何を作るかを考える
- スペックを最優先にして選ぶ【妥協しない】
- 中古品でも大丈夫です
プログラミングで何を作るかを考える
パソコンを購入する前に、プログラミングでどのようなアプリケーションを開発したいのかを考えておきましょう。
というのも、プログラミング言語は使用するパソコンとの相性もあり、組み合わせによって開発効率が大きく変わってくるためです。
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パソコン選びに迷っている方はぜひこちらも読んでみてくださいね。
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スペックを最優先にして選ぶ【妥協しない】
パソコンを購入する際は、予算よりもスペックを優先して選ぶようにしましょう。
パソコンの購入は、非常に大きな買い物です。
安く収めたいという気持ちも理解できますが、パソコンのスペックを妥協してしまうと、負荷の大きい作業に耐えられずパソコンの動画がカクついてしまいます。
カクついた状態での作業は、余計なストレスを溜めてしまいプログラミングの学習に集中することすらままなりません。
そして「もっとスペックの高いパソコンにすべきだった」と後悔するのです。
パソコンを購入する際は、作業を快適に遂行できるに足るスペックを必ず確保するということを肝に銘じておきましょう。
中古品でも大丈夫です
とはいえ、予算が足りないからといってパソコンの購入を諦める必要はありません。
予算が足りない場合は、中古品に目をつけてみましょう。
中古品であれば、同じスペックであっても新品より安い価格で購入することができます。
ただし、古すぎるパソコンは経年劣化などによってパーツが古くなっているため、本来発揮されるべきスペックが発揮できない場合があることに注意してください。
まずは「プログラミングを勉強する」ためであれば、中古品でも全く問題はありません。
最後に
さて、本記事では、プログラミングをするのに最低限必要となるPCのスペックについて解説してきました。
最後にもう一度表にまとめておきますので、PCを購入される際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
対象 | スペック |
---|---|
CPU | Core i5以上 |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 256GB以上 |
GPU | NVIDIA製 |
画面サイズ | 13インチ以上 |
このブログを通じて少しでも「傍(はた)を楽(らく)にする」ことができていれば嬉しく思います。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。