rbenvでRubyのversion(バージョン)を確認する

今回は、Rubyのバージョンの確認方法やその管理方法についてご紹介させていただきます。(※Ruby本体については、こちらの記事をご覧ください)

参画するプロジェクトが多くなればなるほど面倒くさくなるバージョン管理ですが、rbenvというツールを使えばそれもとても簡単です

初心者の方向けに分かりやすく簡潔にご説明していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

なお、Rubyの魅力や特徴については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもぜひご覧くださいね。

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Rubyのバージョンの確認方法

さて、早速ですが、現在ご自身が使われているRubyのバージョンを確認する方法をご紹介していきます。

確認方法は非常に簡単で、ターミナル画面でruby -vを実行するだけで、現在使用しているRubyにバージョンを確認することができます。
(※ご自身のPCにRubyがインストールされていることが大前提となりますので、まだインストールされていない方は、こちらの記事(【Mac版】Rubyをインストールしてみよう!初心者の方は必見です!)を参考にしてみてください。)

user$ ruby -v

=> ruby 2.7.0p0 (2019-12-25 revision 647ee6f091) [x86_64-darwin18]

「え、めっちゃ簡単じゃん」と思われた方もいらっしゃると思いますが、実際には、このやり方(ruby -v)は推奨できません

私がお勧めするのは、冒頭でも少し触れた、”rbenv“を使用する方法です。

Rubyのバージョン管理ツール “rbenv” とは

rbenvとは、Rubyをインストールしたり、或いは使用しているバージョンを簡単に切り替えられるようにしてくれるツールです。

複数のプロジェクトへ参画している場合には、それぞれのプロジェクト毎に使用しているRubyのバージョンが異なることが多々あり、その度に適切なバージョンへ切り替える必要があります。

rbenvでは、PC全体で使用するRubyのバージョンのみならず、プロジェクトのディレクトリ毎にそのバージョンを切り替えることができるため、非常に便利なツールです。

rbenvをまだインストールされていない方は、以下の記事を参考にしてみてください。

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rbenvでRubyのバージョンを確認する方法

rbenvを用いてRubyのバージョンを確認する方法も非常に簡単で、以下の通りrbenv versionを実行すれば完了です。

user$ rbenv version

=> 2.7.0 (set by /Users/user/Project/xxxxx/.ruby-version)

こう見ると、rbenvを使わずに確認した方法(ruby -v)の方が分かりやすそうですが、一体何がダメなのでしょうか?

Rubyのバージョンの確認にrbenvを使うべき理由

Rubyのバージョンを確認する際にrbenvを使うべき理由は、ズバリ「バージョン管理を一元化すべきだから」です。

この世の中には、rbenv以外にもRubyのバージョン管理ツールは存在しており、「どのツールを使ってRubyを管理しているか」ということを意識していないと、いざバージョンを切り替えようと思った際に「あれ、切り替わらない…」という状況に陥りがちです。
(そして、そこから問題を解決するために無駄な時間を費やすこととなります。)

そのため、大体の場合はrbenvを使ってRubyをインストールしますので、その後のバージョン管理もrbenvを使って一元化していきましょう、ということなのです。

rbenvで出来ることまとめ

非常に便利なrbenvですが、基本的には、「Rubyをインストールする」「Rubyのバージョンを切り替える」といった使い方がメインになってくると思います。

よく使用するコマンドを以下の表にまとめておりますので、何かあればこちらを参照してくださいね。

$ rbenv install –listインストール可能なRubyのバージョンを表示
$ rbenv install 2.7.0指定したバージョンのRubyをインストール
$ rbenv version現在使用しているRubyのバージョンを表示
$ rbenv versionsrbenv経由でインストールしたRubyのバージョンを全て表示(※現在使用しているバージョンには*が付きます)
$ rbenv global 2.7.0PC環境全体で使用するRubyのバージョンを指定
$ rbenv local 2.7.0特定のディレクトリでのみ使用するRubyのバージョンを指定

上記コマンドの実行イメージ

$ rbenv install –list

user$ rbenv install --list
...
2.6.3
2.6.4
2.6.5
2.7.0-dev
2.7.0-preview1
2.7.0-preview2
2.7.0-preview3
2.7.0-rc1
2.7.0-rc2
2.7.0
2.8.0-dev
...

$ rbenv version

user$ rbenv version

=> 2.7.0 (set by /Users/user/Project/xxxxx/.ruby-version)

$ rbenv versions

user$ rbenv versions
  system
  2.0.0-p648
  2.5.1
  2.5.3
  2.6.1
  2.6.4
* 2.7.0 (set by /Users/user/Project/xxxxx/.ruby-version)

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最後に

さて、ここまで、Rubyのバージョンの確認方法やその管理方法についてご紹介してきましたがいかがでしたか?

バージョン管理については、今は特に意識せずとも支障がない方もいらっしゃるとは思いますが、今後開発を進めていく中で必ずその必要性を実感されるはずです。

rbenvはその導入方法も使用方法も非常にシンブルで分かりやすいので、まだインストールされていない方はぜひこの機会に使ってみてくださいね。

このブログを通じて少しでも「傍(はた)を楽(らく)にする」ことができていれば嬉しく思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。