今回は、Railsでの開発で以下のエラー文が出てしまった時の対処法とその原因についてご紹介していこうと思います!
cannot load such file -- bundler/setup (LoadError)
エラー文、そしてその原因を丁寧に読み進めていけば、自ずとその解決方法が見えてくるかと思います。
(※あまりオススメはしませんが、結論のみ知りたい方はページ下部までスキップしてご確認ください。)
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まずは日本語に直しましょう
cannot load such file -- bundler/setup (LoadError)
というエラーですが、日本語に直すと概ね以下のようになるかと思います。
"bundler/setup" というファイルが読み取れません
ではここで言う、”bundler” とは何なのでしょうか?
Bundlerとは?
Bundlerとは、gem同士の互換性を保ちつつ、その種類やバージョンを自動で管理してくれる便利な仕組みのことを指します。
ここで言う互換性とは、「AというgemをアップデートしたらBというgemが動かなくなってしまった…!」という事態を避けるということだと捉えていただいて結構です。
実際、Ruby on Railsでの開発では何十というgemが関わっており、それらを手動で管理するのはほぼ不可能に近く、Bundlerは不可欠な要素となっています。
gemをまとめるBundlerも実はgem
さて、Bundlerの役割について理解したところで、エラー文に戻ってみましょう。
"bundler/setup" というファイルが読み取れません
というエラー文が出ておりましたが、素直に読み取ると、”bundler/setup” というファイルを追加すれば解消できそうですよね。
実はこの便利なBundlerくん、彼自身もgemなのです。数多くのgemをまとめるgemということになります。
「実はgemだった」という事実が判明した以上、やるべきことは一つ、RubyにBundlerというgemをインストールしましょう。
結論
以下を実行しましょう。
gem install bundler
実はこの “cannot load such file — bundler/setup (LoadError)” というエラーですが、Rubyのバージョンを切り替えたり新たなバージョンを使用し始める際に多く見られるエラーになります。
ここまで読み解けば当然のことだと分かるかと思いますが、Bundlerというgemをインストールしていない状態でgemを管理しようとしたがために発生してしまったエラーです。
Bundlerをインストールした後は、”bundle -v” を実行するとインストールされたBundlerのバージョンが表示されるかと思います。
最後に
さて、今回は “cannot load such file — bundler/setup (LoadError)” というエラーを通じてBundlerについての理解を深めてきましたがいかがでしたか?
エラーに直面した際にはただそのエラーを解消するだけでなく、その背景にある用語や技術についても確認しておくようにしましょう!
このブログを通じて少しでも「傍(はた)を楽(らく)にする」ことができていれば嬉しく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。